嵐とワタシと北海道

嵐 Anniversary Tour 5×20まで残り1ヶ月を切った。

当落を確認し、私は札幌初日公演に行けることになった。
今回のツアーで札幌遠征は通算6回目。
いい機会なので過去の遠征を振り返ってみようと思う。

 

 


私の札幌遠征史の始まりは2009年に開催された5×10ツアー。

それまでは地元の名古屋〜東京間の遠征の経験はあった。

それらは新幹線や夜行バスを利用しての移動だったので、飛行機を利用した大掛かりな遠征は5×10ツアーが初めてだった。

 

 


なぜこの時に札幌遠征をしたかというと。
当時住んでいた地元の公演のチケットが落選し、"いつでもどこでも"チョイスで札幌公演が運良く引っかかってくれたのがきっかけ。

当時はど田舎の高校に通うピッチピチのJK1年生だった私。

バイト禁止の学校に通っており、少ないお小遣いをやりくりし、チケット代の支払いで精一杯。

飛行機+宿泊費を出せる余裕は無かった。

さらに高校生1人で泊まりがけの遠征は、安全面を考慮して行けるはずはなかった。
だがしかし…。
札幌の1公演のみの当選だったことや、私の嵐への熱を考慮してか、親から遠征の許諾を得ることが出来た。
というか、母親が宿や渡航の手続きをしてくれ、一緒に行くことになったのだ。
ありがたいことに母親は私以上に嵐への熱が高く、母親の方が行く気満々だった。
そもそも母親名義のチケットが当選していた。感謝カンゲキ雨嵐。母親がオタクじゃなかったら違う人生を送っていたと思う。

 

 

 

この時は当落の後に急いで旅行会社の往復便➕ホテルのツアーを予約した。

確か新聞広告に出ていた商品だった。
雨が降っており、寒くて凍えながらグッズ列に並んだ記憶がある。

会場限定グッズの販売が始まった年だったなぁ。

 札幌が黄色で嬉しかったな〜。

でも結局メンバーカラーの5色じゃなかったよね?(笑)

 

 

紙チケだったから遠征をする前から座席が分かっていた。
ドームの最後列から片手で数えられるほどのどどどどど天井だって知ってた。
上のッ上のッ上のッ方〜!(cv.櫻井翔氏)だって分かってた。
それでもはるばる行った1公演だったから、登場1曲目から感動のあまり泣いた。
ドーム最上階から感謝カンゲキ雨嵐で天につられてた5人を見たのは圧巻だった。

いつもよりもやっと逢えた感が強かった。

今でもこのツアー期間中に発売された『マイガール』を聴くと、当時を思い出してセンチメンタルな気持ちになる。

 

 

 

それから2011年のBeautiful world、2015年のJaponism、2016年のAre you Happy?、2017年のUntitledと計5回札幌遠征をした。

美味しい海鮮と乳製品と美しい街並みはいつも変わらず私を出迎えてくれた。

 

 


この9年の間に私は高校を卒業、大学へ進学、就職活動と大学卒業を経て社会人になった。

そして興味関心のあった業界の仕事に就き、目標であった大都会東京で暮らすことも達成出来ている。

こう書くと夢いっぱいの人生のようだが全くそうでは無い。

満員電車に揺られ、代わり映えのない毎日を過ごす、何の変哲も無い会社員だ。(Love-tuneのSupermanの歌詞を引用)。

 

 

 


高校生嵐のファンとして出会った友人の中には、既にジャニヲタを卒業してしまった子もいる。

9年間もあれば人の趣味も変わるだろうし、環境や価値観だって変化していくのは当たり前だと思う。
私はというと、嵐に対して9年間ずっと同じ熱量で応援してきたのかと問われると、そこは自信を持って首を縦に振れない。

というのも、嵐だけでなく他のジャニーズにも興味を持つようになったからだ。
好きだったジャニーズJr.がデビューしたり(はっしー)、はたまた好きなジャニーズJr.の活動が著しく減ってしまったり(安井くん)、喜怒哀楽の感情の波を繰り返し日々を過ごしてきた。
そんな浮き沈みの激しい芸能界の中で不動の位置を守り続けてくれた嵐。

彼らが作り上げるコンサートやイベントは、私にとっては安心し、ホッと出来る場所だ。絶対に笑顔になって、元気をもらえる。

これは嵐のファンになった中学生の頃から変わらない。

 

 

 


"10年後またここで会おうよ そん時は今よりずっと笑っていよう"
関ジャニ∞の象という歌詞の一部だ。


5×10ツアーから10年後(正確には9年後だが)、またここ札幌で会えるのがどんなに貴重で嬉しいことか。どんな景色が見えるんだろうか。

あの時と同じく母親とコンサートに入る。5×10ツアーの頃に知り合った翔さん担の他校の友達も一緒に。今でも仲良くいれて嬉しい。
これまでの思い出を振り返り、過去のアルバムを聴き込み、ツアー初日に挑むつもりだ。

全力のいらっしゃいませー!を待ってるよ。